いしやま院長のブログ
2018年12月04日
免疫力を高める① 運動
いよいよ冬本番、ウィルスや細菌など、様々な感染症が増える時期です。
感染症リスクを軽減させ、健康を維持するためには免疫力の向上が必要です。
今後数回に分けて、免疫力を向上させるためのコラムをお届けします。
第一回は「運動」です。
●激しい運動、ランニングは逆効果
免疫力の向上に「運動」は欠かせません。
運動による筋量の増加、筋代謝の亢進により体温が上がることで免疫細胞が活性化します。
また、運動により血液循環が改善されることで免疫機構の主役である白血球を活性化します。
逆に運動不足では筋代謝が低下し低体温になり、循環も悪くなり白血球の活性も低下し感染リスクが高まります。
しかし、強度の高い運動(高負荷の筋トレなど)をすると、血流が局所に集中したり、疲労などにより一時的に免疫力が低下します。
さらに、外でのランニングは、口やのどの上気道部を乾燥させ、粘膜の機能低下を招く恐れがあるため、感染症リスクが高まる可能性があります。
免疫力向上のためには、ストレッチ、適切な負荷の筋トレ、口呼吸にならない程度の強度の有酸素運動が効果的です。